紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演された舞台「遙かなる時空の中で３」、こちらご出演の杉江大志様へご出演祝いのスタンド花をご依頼頂きました。

衣装の色に合わせた色合い（赤メイン、黄色・グリーン）、
顔の大きな和風のお花の使用、紅花を使ってほしい、
立て札は低めの位置、中央からずらすようにしてほしい、
白と赤のラッピング紙をまとわせるように使いたい、
アシンメトリーなスタンド花、

上記ご希望を頂いておりました。

立て札は通常より低く、中央からずらして設置しました。
紅花は時期的に生花は無く、造花も見つからなかったため、立札に紅花のイラストを描きました。イヤリングの形とは異なりますが羽根も入っています。
ラッピングはキャラクターの羽織っている衣装をイメージして、とのことだったので、右上にボリュームを出しつつまとわせるようにしました。
生花ですが、顔の大きな花ということで、ダリアやアナスタシア（菊）をメインに使用しました。ダリアは花弁がフリルのようになっており「火のイメージ」にも合うと思い使用致しました。緑と黄色のアナスタシアが、和風の雰囲気を強めていると思います。

グロリオサは顔が大きい立派なものが仕入れられました。黄色から赤へのグラデーションと花弁の付き方がより火のイメージを強めていると思います。オンシジウムは「花が垂れているように」とのご希望に合わせ、花がこぼれるようなイメージで挿しました。

枝物ですが、紅葉した南天の枝を仕入れることができました。赤い印象を強めてくれています。